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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻6号

1973年06月発行

文献概要

症例

Cronkhite-Canada症候群の2例―とくにポリポージスの組織所見について

著者: 今井大1 渡辺晃1 山岸悟郎1 五味朝男1 望月福治1 奈良坂俊樹1 中野昇1 白根昭男1 上江洲ジュリオ1 山形敞一1

所属機関: 1東北大学医学部山形内科

ページ範囲:P.783 - P.789

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 われわれは,胃,小腸,大腸にわたる広範なポリポージス,皮膚の色素沈着,脱毛,爪甲の萎縮,低蛋白血症があり,遺伝歴のない2症例を経験したので報告する.本症例は,1955年にCronkhiteおよびCanada1)が,generalized gastrointestinal polyposis with pigmentation, alopetia and onychotrophiaとして報告し,1966年にJarnumら2)がCronkhite-Canada症候群として考察を加えたものと同一と思われるので,ここに症例を述べて考察を加えたいと思う.

症例

 〔症例1〕57歳,女,織物工員

 家族歴,既往歴に特記すべきものはない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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