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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻6号

1973年06月発行

文献概要

症例

多発性大腸癌の1例

著者: 西村新吉1 西村早苗1 壱岐尚生1 小林真佐夫2 福山訓生2 今井淳子3

所属機関: 1島根県立中央病院放射線科 2島根県立中央病院外科 3鳥取大学医学部第2内科

ページ範囲:P.797 - P.800

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 近年のわが国における大腸診断は,胃疾患部門に比べて著しく立ち遅れており,早期大腸癌についてみても,その報告例はきわめて少ない.このことは,大腸検査方法の確立と普及の遅れによるところが大きいと考えている.

 われわれは,注腸検査をブラウン氏変法に統一して日常の診療にたずさわっているが,最近,多発性大腸癌の1例を経験し,大腸の発癌を考える際に,非常に興味深い資料と考えたので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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