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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻7号

1973年07月発行

文献概要

技術解説

ガイド方式による迅速十二指腸挿管法―──低緊張十二指腸造影法のために──

著者: 柿崎善明1 和田修1 大浜庸1 七戸浩2

所属機関: 1公立米内沢総合病院内科 2弘前大学医学部第1内科教室

ページ範囲:P.963 - P.966

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 低緊張十二指腸造影法に際しゾンデ挿入の繁雑さを避けるためtubelessの方法が考案されているが,しかしゾンデを使用した方がよりよいレントゲン像を得る場合が多い.そのための迅速な十二指腸ゾンデの挿入法については,既にいくつかの記載がみられる.その主なものとして乗用車のスピードメーターのケーブルをガイドにする方法1)~3)や,選択的動脈撮影に用いられるMullerのguide systemを利用する方法4)などをあげることができる.しかしスピードメーターのケーブルはガイドとして用いるのにかなりの難があり,また後者の方法も操作が繁雑すぎるきらいがある.われわれの方法はそれらのアイデアをかりたものであるが,操作がきわめて簡単であり,多くの症例で十二指腸へのゾンデの挿入は1~5分で終了することができる.以下にその方法についてのべる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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