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研究
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急性胃炎とは,急激に起る上腹部の疼痛,嘔吐,食思不振等を主訴とし,比較的短期日のうちに症状軽快する疾患であり,臨床上必ずしも稀な疾患ではないように考えられる.にもかかわらず,現在まで急性胃炎についてのまとまった報告は少ないようであり,いまだに胃癌症とまちがえられて手術を受けたり,胆石症や潰瘍穿孔とまちがえられて急患手術を受けたりすることも少なくないような状態である.
しかし,最近では胃のレ線診断,内視鏡検査,組織生検など,診断技術が著しく進歩し,これらの検査方法を用いれば,急性胃炎を新鮮な状態で,かなり正確にとらえることができるようになってきた.
しかし,最近では胃のレ線診断,内視鏡検査,組織生検など,診断技術が著しく進歩し,これらの検査方法を用いれば,急性胃炎を新鮮な状態で,かなり正確にとらえることができるようになってきた.
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