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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻9号

1973年09月発行

文献概要

研究

急性胃炎の臨床的考察

著者: 大岩俊夫1

所属機関: 1大岩外科胃腸科

ページ範囲:P.1223 - P.1230

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 急性胃炎とは,急激に起る上腹部の疼痛,嘔吐,食思不振等を主訴とし,比較的短期日のうちに症状軽快する疾患であり,臨床上必ずしも稀な疾患ではないように考えられる.にもかかわらず,現在まで急性胃炎についてのまとまった報告は少ないようであり,いまだに胃癌症とまちがえられて手術を受けたり,胆石症や潰瘍穿孔とまちがえられて急患手術を受けたりすることも少なくないような状態である.

 しかし,最近では胃のレ線診断,内視鏡検査,組織生検など,診断技術が著しく進歩し,これらの検査方法を用いれば,急性胃炎を新鮮な状態で,かなり正確にとらえることができるようになってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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