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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻9号

1973年09月発行

症例

胃Reactive lymphoreticular hyperplasiaの1例―胃悪性リンパ腫との鑑別が問題となった症例

著者: 武内俊彦1 伊藤誠1 矢崎裕1 横地潔1 菅沼哲夫1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1231 - P.1239

文献概要

 胃疾患診断学の最近の進歩は稀有な病変はもとより,悪性疾患についてもより早期の診断を可能にした.また,一方では診断学のキメが細かくなるに従って癌と異型上皮,肉腫とRLH(reactive lymphoreticular hyperplasia)など,特に病理学的水準においてさえ鑑別に困難を伴う症例を臨床レベルで取り扱う機会を増加せしめた.

 ここに報告するのは,レ線所見が悪性リンパ腫に酷似し,病理組織学的にも興味ある所見を呈したRLHの症例である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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