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文献詳細

雑誌文献

胃と腸9巻1号

1974年01月発行

文献概要

今月の主題 胃の生検 主題

陥凹性胃疾患の生検―特に異型再生上皮と癌の問題を中心に

著者: 横山泰久1 横山秀吉1 長与健夫2

所属機関: 1横山胃腸科病院 2愛知県がんセンター,研究所病理

ページ範囲:P.9 - P.20

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 最近,わが国の各施設における胃生検の早期胃癌診断率は90~95%をこすが1),診断に際して未だ種々の疑問を抱かせる症例にしばしば遭遇する.この検査が胃切除を要するか否かの最終的判定をくだす重要な臨床的役割を果すことから,臨床医および病理学者もその結果について絶えず反省し,より良き診断成績の向上に努めるべきであることは言をまたない.

 本文においては,横山胃腸科病院において過去約5年間に行なわれた胃生検1,812例を資料として,主題の陥凹性病変を特に胃癌診断にしぼり検討を加えたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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