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文献詳細

雑誌文献

胃と腸9巻1号

1974年01月発行

文献概要

今月の主題 胃の生検 胃生検症例

胃生検で確診しえた胃重複癌症例

著者: 磨伊正義1 渡辺騏七郎2

所属機関: 1国立金沢病院外科 2国立金沢病院病理

ページ範囲:P.64 - P.68

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 胃内視鏡検査の中で,直視下胃生検は不可欠なものとなり,胃生検が胃診断学に貢献した功績は,極めて大きい.しかし生検検査濫用のため,X線,内視鏡の読影がなげやりになって,万事生検に依存するといった傾向があるとしたら重大事である.本稿では筆者らが最近経験した胃重複癌症例で,胃体部後壁の潰瘍を経過観察中,幽門部のⅡc病変に気付き,生検にて確診しえた症例を経験したので供覧し,かつ胃生検の持つ役割とその問題点につき,若干の考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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