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文献詳細

雑誌文献

胃と腸9巻10号

1974年10月発行

今月の主題 症例・研究特集

研究

小腸fiberscopeの開発に関する試み―ゾンデ式小腸fiberscopeの臨床的評価

著者: 多田正大1 加藤三郎1 竹田彬一1 須藤洋昌1 酉家進1 橋本睦弘1 郡大裕1 川井啓市2 木本邦彦2 中島正継2 宮岡孝幸2 赤坂裕三3

所属機関: 1京都府立医科大学第3内科 2京都府立医科大学公衆衛生学 3岐阜歯科大学内科

ページ範囲:P.1313 - P.1318

文献概要

 消化管のなかでは,小腸は最も長いにもかかわらず,小腸疾患に対する診断学的アプローチは他の消化管のそれに比べて,著しく遅れていることは事実である1).小腸の形態学的診断法としては,従来から腹部単純X線検査に始まり,経口的造影剤投与によるX線検査,血管造影法,String-Testあるいは腸紐,盲目的小腸生検などがその中心としてなされてきたが,その成果は必ずしも十分とはいえなかった2)

 近年小腸の内視鏡観察を日的に,経腹腸鏡の先駆的業績3)に続いて,小腸fiberscopeの開発がなされ,小腸疾患診断のための努力が報告されている4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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