胃と腸9巻11号

1974年11月発行

今月の主題 膵疾患の展望（1）―膵炎を中心に 座談会

膵疾患―今日の問題点

著者： 並木正義¹ 土屋涼一² 中島正継³ 武内武彦⁴ 有山囊⁵ 中村耕三⁶ 羽生富士夫⁷ 尾崎秀雄⁸ 常岡健二⁹

所属機関： ¹北海道大学医学部・第3内科 ²長崎大学医学部・第2外科 ³京都府立医科大学・公衆衛生学教室 ⁴名古屋市立大学医学部・第1内科 ⁵順天堂大学医学部・内科 ⁶国立がんセンター・内科 ⁷東京女子医科大学・消化器病センター ⁸国立がんセンター・外科 ⁹日本医科大学・第3内科

ページ範囲：P.1436 - P.1450

　常岡（司会）　今日お集まりの先生方は，膵疾患に関してはベテランの先生方ばかりですから，座談会もりっぱな内容が期待されます．よろしく．

　膵疾患は，肝臓の病気などに比べますと，少ないと思われますけれど，最近，いろいろな検査手技が発達してきたため，以前よりは膵疾患の頻度も高い，あるいはそれに関連していろいろ新しい問題点も出ておるかと思います．