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今月の主題 膵疾患の展望(2)―膵炎を中心に 主題
膵生検の新しい方法
著者: 赤司光弘1 辺見武彦1 近藤直嗣1 伊藤俊哉1 土屋涼一1
所属機関: 1長崎大学医学部第2外科学教室
ページ範囲:P.1563 - P.1570
文献購入ページに移動われわれも,昭和44年以来,膵癌や慢性膵炎に対して積極的に施行し,その有用性についてはしばしば報告してきた1)3)4).さらに,昭和47年,これら術中膵aspiration biopsyで得た成績をもとに消化管fiberscopeを利用して,開腹を要せず施行可能な膵aspiration biopsy(非手術的膵aspiration biopsy)を開発した.膵頭部,あるいは膨大部穿刺にはfiberduodenoscopeを用いた経十二指腸的膵頭部aspiration biopsy(FDS-Asp.Bx.と略)を,膵体尾部穿刺にはfibergastroscopeを利用した経胃的膵体尾部aspiration biopsy(GFB-Asp.Bx.と略)を行なっている.
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