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今月の主題 膵疾患の展望(2)―膵炎を中心に 研究
スウェーデンのアルコール膵炎―内視鏡的膵管造影と血清amylase isoenzymeの対比
著者: 有山囊1
所属機関: 1順天堂大学消化器内科 2Department of Clinical Chemistry, Malmö Allmänna Sjukhus, Malmö, Sweden 3Alcoholic Clinic, Malmö Allmännn Sjukhus, Malmö, Sweden 4Department of Diagnostic Radiology, Malmö Allänna Sjukhus, Malmö, Sweden
ページ範囲:P.1575 - P.1583
文献購入ページに移動スウェーデンでは内視鏡的膵管造影法は1971年マルメのL. Wehlinによってはじめて行なわれ,その後急速に発展し,現在北欧3国で盛んに施行されている.スウェーデンにはアルコール中毒者が多く,これは昔からのつよい飲酒習慣と陰うつな天候が主な原因で,その他の要因として完備した社会保障制度によりアルコール中毒になっても生活の心配がないこと,労働時間が短いこと,社会主義によるすべての平等化が行なわれ,労働量の多少にかかわらず賃金がほぼ同じであるので労働意欲の低下があること,および,政府のアルール販売制限策が逆効果になっていることなどが考えられる.
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