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文献詳細

雑誌文献

胃と腸9巻12号

1974年12月発行

文献概要

今月の主題 膵疾患の展望(2)―膵炎を中心に 研究

十二指腸原発の良性腫瘍ないし腫瘍様病変の病理組織学的研究

著者: 田中貞夫1 迫口良美2

所属機関: 1鹿児島大学医学部第2病理学教室 2鹿児島大学医学部第2外科学教室

ページ範囲:P.1591 - P.1597

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 十二指腸原発とみなされる良性腫瘍は比較的稀とされているが,近時,消化器疾患診断技術の急速な進歩とあいまって,この方面の症例報告も増加の傾向がうかがえる.

 中村ら(1969)4)によると本邦における十二指腸良性腫瘍は1969年までに87例であり,なかでもいわゆるBrunner腺腺腫の占める割合が多く,次いで腺腫,カルチノイド,Brunner腺囊胞,迷入膵などが報告されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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