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文献詳細

雑誌文献

胃と腸9巻2号

1974年02月発行

文献概要

今月の主題 食道・腸の生検 主題

食道の生検診断

著者: 遠藤光夫1 長与健夫2

所属機関: 1東京女子医科大学消化器外科 2愛知県がんセンター病理

ページ範囲:P.153 - P.161

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 食道の直視下生検にはbitebiopsyが広くおこなわれているが,硬性直達鏡では,管腔の大きさが8~9mmもあり,生検鉗子も径5mmと太く,先端の鉗子盃も大きいものを使うことができ,組織採取片の大きさも,切離する力も十分で,診断に適した組織片を採取することが可能である.

 一方,食道ファイバースコープに用いるものは,スコープの鉗子孔がほぼ3mmと小さいので,鉗子の径も2.2mmで,先端の鉗子盃部分も2.2×2.5×1.0mmと小さく,把持できる組織片の大きさと,組織を切断する力とに,まだ問題が残されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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