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文献詳細

雑誌文献

胃と腸9巻2号

1974年02月発行

文献概要

研究

球後部潰瘍の臨床―内視鏡的follow upを含めて

著者: 赤坂裕三1 郡大裕1 中島正継1 井田和徳1 川井啓市1

所属機関: 1京都府立医大第3内科

ページ範囲:P.225 - P.232

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 内視鏡検査法の発達とともに,X線検査法では診断のむずかしい,微細な凹凸を伴う小病変も,色調の変化などより診断可能となった.ことに食道や十二指腸下行脚では,X線検査上,圧迫手技が行なえないだけに内視鏡検査の意義は大きい.最近Duodenofiberscopeまたはupper GI endoscopeによる球後部潰瘍の内視鏡的観察の報告がみられ始め1)2),従来X線検査のみにて行なわれた球後部潰瘍の診断について,新たな検討が必要となってきた.われわれはこれまでに11例の球後部潰瘍を経験したので,その成績について内視鏡的観察を中心として述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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