文献詳細
今月の主題 内視鏡的ポリペクトミー
主題
文献概要
Colonofiberscopeが開発され1)2),深部大腸の内視鏡的観察が非観血的に容易に行ないうるようになるにしたがって,本邦でも大腸ポリープの診断頻度が飛躍的に増加してきている3).しかし,Colonofiberscopeの開発された初期には,診断されたポリープは外科的に開腹して切除するしか治療法はなかった.しかし,直腸およびS状結腸下部のポリープの切除ないし焼灼は,直腸S状結腸直達鏡を用いて古くから行なわれており,Jackman4)らは,直腸癌でさえも適応をえらんで行なえば焼灼という姑息的な治療でも良好な成績が得られると述べている.
著者らは,この直達鏡を用いた切除ないし焼灼法,常岡5)らの開発した胃ファイバースコープを用いた胃ポリープの内視鏡的切除法等を参考として,Colonofiberscopeを用いて深部大腸ポリープの内視鏡的切除を検討してきた.最近では,高周波電流を用いることにより,容易に深部大腸ポリープの内視鏡的切除が可能となってきている.
著者らは,この直達鏡を用いた切除ないし焼灼法,常岡5)らの開発した胃ファイバースコープを用いた胃ポリープの内視鏡的切除法等を参考として,Colonofiberscopeを用いて深部大腸ポリープの内視鏡的切除を検討してきた.最近では,高周波電流を用いることにより,容易に深部大腸ポリープの内視鏡的切除が可能となってきている.
掲載誌情報