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技術解説
内視鏡的ポリペクトミーの実際
著者: 竹本忠良1 中村光司1 生沢啓芳1
所属機関: 1東京女子医大消化器病センター
ページ範囲:P.333 - P.339
文献購入ページに移動内視鏡直視下における消化管ポリペクトミーがその代表的なものの一つとしてとくに注目をあびている.本邦におけるファイバースコープ直視下のポリペクトミーの歴史を振り返ってみると,常岡,内田ら1)2)の発表を嚆矢としている.即ち生検鉗子を利用した押し切り法に始まって,ループワイヤーによる絞断法へ進んだ.さらに丹羽3)らによって高周波によるポリペクトミーの試みがなされた.われわれも緊急内視鏡検査時行なった出血胃の電気的緊急止血法4)5)から始まり,高周波応用によるポリペクトミー6)~8)へ進んだ.そのほか北大の並木らは潰瘍の局注法を応用してポリープの脱落を企てている.また,城所9)らの冷凍法によるポリープの自然脱落法も工夫されている.
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