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文献詳細

雑誌文献

胃と腸9巻3号

1974年03月発行

文献概要

短報

経口内視鏡用マウスピースの改良

著者: 納利一1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第2内科

ページ範囲:P.354 - P.354

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 消化管内視鏡検査の際,被検者の歯でスコープを損傷することを防ぐために,マウスピースを使用すべきであることは,当初より強調されていながら,つい忘れがちなものであった.

 スコープを被検者に挿入してから後,はじめて緊張の強い被検者であることなどがわかり,マウスピースの必要を強く感じることがあるが,このようなときに,従来のマウスピースでは,一度ファイバースコープを抜いてからでないと装着できなかった.そこで,このような不便をなくするために,従来のマウスピースの一部を切り開いて,2枚貝のように開閉できるようにしたマウスピースを考案したところ1),ファイバースコープを被検者に挿入した後からでも簡単にマウスピースを装着できるので,マウスピースの使用が苦にならなくなった.また十二指腸ファイバースコープや小腸ファイバースコープなどのように長いスコープの揚合には,横からでも装着できるこのマウスピースは特に便利である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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