文献詳細
文献概要
胃と腸ノート
色素撒布法を応用した十二指腸球部粘膜の微細観察(2)―十二指腸潰瘍周辺の絨毛像について
著者: 中島正継1 川井啓市1
所属機関: 1京都府立医科大学公衆衛生学教室
ページ範囲:P.526 - P.526
文献購入ページに移動図1は0.2%インジゴカルミンを撒布した球部潰瘍辺縁の絨毛像で,前回に示したほぼ正常な絨毛像に比し,絨毛は浮腫状,大小不同の円形または類円形を呈し,中心には顆粒状の著明な発赤を認める.我々はこのような像がサケやマスの卵の集まりである「イクラ」に似ていることから「イクラ型」絨毛像と呼んでいる.
掲載誌情報