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文献詳細

雑誌文献

胃と腸9巻7号

1974年07月発行

今月の主題 盲腸・上行結腸の診断

主題

盲腸・上行結腸の癌診断

著者: 田島強1 相沢中1 棟方昭博1 樋口健四郎1 早川和雄1

所属機関: 1弘前大学医学部松永内科(指導:松永藤雄教授)

ページ範囲:P.845 - P.853

文献概要

 Colonofiberscope1)~7)の開発により,盲腸・上行結腸の内視鏡的観察が可能となり,この部の疾患の診断は飛躍的な進歩をとげた.換言すると,この部の診断のポイントは,いかにしてscopeを挿入させるかということにあるといっても過言ではなかろう.Colonofiberscopeの深部挿入法については,すでに多くの機会に述べてきたので省略するが,著者らの考案した逆「の」字法1)と牧石らのsliding tube法8)を用いることにより,2,3の例外を除いて回盲部までの挿入は非常に容易であり,外来でもroutineに行ない得るということを強調したい.

 本稿では,盲腸・上行結腸の癌とその鑑別診断について,Colonofiberscopyによる診断を中心に論ずる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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