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今月の主題 胃潰瘍の最近の問題点 症例
進行胃癌と誤診された胃幽門部の粘膜肥厚症例性病変の1例
著者: 三戸康郎1 犬尾修三1 脇田政康1 副島一彦1
所属機関: 1九州大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1027 - P.1033
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患 者:63歳,男子,会社役員.
主 訴:上腹部鈍痛.
家族歴,生活歴,既往歴に特記すべきことはない.
現病歴:入院2週間前より鈍い上腹部痛を感じるようになった.悪心,嘔吐,胸やけなどはなく,食欲も正常であった.全身倦怠感がつよく,疲れやすいので某医を受診し,胃X線検査を受け,胃に病変を指摘され手術をすすめられたので当科を訪れた.現在上腹部の鈍痛があるのみである.
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