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今月の主題 胃潰瘍の最近の問題点 症例
胃潰瘍を伴った胃石の1例と文献的考察
著者: 吉村克納1 柴田東佑夫1 清水谷忠重1 似内滋1 石井信光1 初芝澄雄1 芦沢真六1
所属機関: 1東京医科大学第4内科
ページ範囲:P.1037 - P.1041
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患 者:K. U. 67歳 男
主 訴:上腹部痛.
家族歴,既往歴:特記すべきことなし.
嗜好物:酒は1日2合程度,煙草約20本.その他,特に好き嫌いはないが,柿は以前よく食べていた.
現病歴:昭和47年9月頃より,心窩部不快感が出現した.同年9月末,近医受診し加療中であつたが,11月末,強精の目的にて某注射液1日5Ampを連続3日間,計15Amp服飲した.その直後,上腹部痛が出現し,特に空腹時著明であったが,症状軽快せず,本年2月本院受診し,入院した.
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