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文献概要
今月の主題 胃潰瘍の最近の問題点 症例
球部多発性Brunner腺腺腫・胃迷入膵および球部潰瘍瘢痕を合併した症例
著者: 朝倉均1 石井裕正1 森下鉄夫1 森田證1 日比紀文1 土屋雅春1 関惇2 平松京一3 入久巳4
所属機関: 1慶応義塾大学医学部内科学教室 2慶応義塾大学医学部外科学教室 3慶応義塾大学医学部放射線診断部 4慶応義塾大学医学部中検病理
ページ範囲:P.1055 - P.1059
文献購入ページに移動十二指腸球部の隆起性病変1)は悪性のものは稀で,多くは良性のものであるために胃に比べてあまり興味がもたれていない.著者らは,胃幽門大彎側にbridging foldを伴った隆起性病変と十二指腸球部に山田分類Ⅲ~Ⅳ型の多発性隆起性病変を伴った症例を経験し,手術により胃粘膜下腫瘤は迷入膵であり,十二指腸球部病変はBrunner腺腺腫と判明した症例につき,十二指腸鏡検査と選択的腹腔動脈撮影の成績を含めて報告する.
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