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文献詳細

雑誌文献

胃と腸9巻8号

1974年08月発行

文献概要

今月の主題 胃潰瘍の最近の問題点 症例

マクログロブリン血症を呈した空腸リンパ肉腫の1例

著者: 大下寿隆1 能勢亨1 山岡三郎1 鷹洒昭治2 前田外喜男2 村田晃2 福井俊夫3

所属機関: 1横浜警友病院内科 2横浜警友病院外科 3川崎市立井田病院内科

ページ範囲:P.1061 - P.1065

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 消化管の悪性腫瘍は癌腫の頻度が圧倒的に高く,悪性リンパ腫は1~4%で比較的稀な疾患とされている1).なかでも,小腸悪性リンパ腫は本邦においては胃に比し更に少く2),特有な臨床症状を欠くために,偶然発見されるか,あるいは巨大腫瘤を触知せるために開腹され,はじめて確認される場合が少くない.

 筆者らは下血をもって来院し,小腸X線像より悪性リンパ腫を疑い,手術によりリンパ肉腫であることを確認し得た1例を経験した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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