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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科1巻2号

1966年05月発行

文献概要

検査法

リウマチ検査法

著者: 三方一澤1 木村武1 河合健1

所属機関: 1慶応大学医学部内科

ページ範囲:P.207 - P.211

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はじめに
 従来「リウマチ」という言葉は,痛みや,こわばりや,はれを来たす一連の症候群に対してばくぜんと使われてきたきらいがなくもなかつたのであるが,他の医学分野と同様に,近年の疫学的,免疫化学的,病理組織学的ないし遺伝学的研究の進歩につれて,「リウマチ」に関する数々の新しい知見が得られて,1957年第8回国際リウマチ学会において国際的なリウマチ性疾患の分類と命名が提示された.この分類は,必らずしも多くの識者の全面的承認を得ているわけではなく将来の改訂が考えられうるが,一応の分類が出来たことは,リウマチ性疾患の検査法の進歩・確立によるところが大と言うべであきろう.ここではレントゲン,心電図,心音図,筋電図などの機械的検査法は別にゆずるとして,リウマチ性疾患ことに慢性関節リウマチ(以下RA)とリウマチ熱(以下RF)の診断に必要とおもわれる血清検査法を主としてふれてみることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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