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手術手技
椎体前方侵襲法—3.腰椎に対して
著者: 池田亀夫1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.273 - P.277
文献購入ページに移動腰痛に対する前方侵襲法として腹膜外及び経腹膜的の2径路がある.前者を応用したものとしては,結核に対して伊藤ら(1934),近藤ら(1949),Southwickら(1957)が,脊椎分離及び辷り症に対して岩原(1942),Gjessing(1951)らが,椎間板ヘルニアに対してHarmon(1950),Ley,Thurston(1954),Hensell(1958)らが挙げられ,後者としては結核に対してはHodgsonら(1960)が,脊椎分離及び辷り症に対してBurns(1933),Mercer(1936)らが,椎間板ヘルニアに対してLane, Moor(1948),鈴木(1955)らの報告がある.諸家の術式は細部において必ずしも同一でなく,また同じ径路により椎体へ直達した場合でも皮切,展開方法,骨移植法などに多少の差異がみられる.
われわれは腹膜外直達法を常用しておるのでこれについて述べることとする.
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