文献詳細
臨床経験
文献概要
緒言
指の重複化は多指症の一種であるが,手では母指に最も多い.多指症の治療は一般に早期切除を原則とするが,重要な機能を有する母指では,その切除に十分な配慮が必要である.とくに形態的機能的に全く同じような2本の母指が存在する場合に,何れを切除すべきかが問題になる.しかし変形が単に末節の2重化を示すbifidthumbにはBilhaut-Croquet法を行うことができる(第1図).
われわれは二重母指の3例を,本法に準じて手術したので報告する.
指の重複化は多指症の一種であるが,手では母指に最も多い.多指症の治療は一般に早期切除を原則とするが,重要な機能を有する母指では,その切除に十分な配慮が必要である.とくに形態的機能的に全く同じような2本の母指が存在する場合に,何れを切除すべきかが問題になる.しかし変形が単に末節の2重化を示すbifidthumbにはBilhaut-Croquet法を行うことができる(第1図).
われわれは二重母指の3例を,本法に準じて手術したので報告する.
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