icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科1巻4号

1966年07月発行

文献概要

手術手技

植皮術—1.遊離植皮術

著者: 諸富武文1

所属機関: 1京都府立医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.381 - P.389

文献購入ページに移動
いとぐち
 皮膚移植は整形外科領域における重要な治療法の一つであって,外傷時の皮膚欠損の被覆,肉芽創の閉鎖さらに瘢痕切除部の形成などその適用範囲は極めて広い.
 現今,皮膚移植法として挙げられている代表的なものは表皮移植法(Thiersch法),中間層皮膚移植法,全層移植法(Krause法),あるいはpinch grafts(Reverdin法,Davis法)などの遊離形式のものと,有茎形式のものにはZ-plasty,Rotationなど局所皮膚を利用するもの,あるいはCross-finger pedicle-flap法,Fingerpalm法など近位の皮膚を用いるもの,さらに神経血管柄付き有茎植皮法,Chest-abdominal法,Cross arm法,管状弁形成法,Dieffenbach法,インド法など遠位の皮膚を利用するものなど種々行なわれている.これらの各様式は被覆すべき部位,創の性質および状態,その範囲,損傷からの期間,さらに患者の性,年齢および職業などに応じてそれぞれの症例に最も適したものが応用される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら