文献詳細
文献概要
装具・器械
腰仙部骨移植の器械
著者: 伊丹康人1 霜礼次郎1
所属機関: 1慈恵医大整形外科
ページ範囲:P.434 - P.437
文献購入ページに移動脊椎固定術の適応範囲は,主として脊椎カリエスに応用されたHibbs,Albeeの時代にくらべ,かなりひろくなっている.また,固定術そのものも,その確実性の点で,前方固定術への期待が大きくなっている.とくに脊椎分離症に後方固定術を行つたばあい,不成功例が少くないという点で,前方固定術が高く評価されようとしている.
ただ,前方固定術は後方固定術にくらべ,手術操作が深部で行われること,手術野に腹膜,腸管,総腸骨動静脈などが現われてくるという点で,腹部の手術になれないものには,やや煩雑な感じを与えないでもない.
掲載誌情報