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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科1巻5号

1966年08月発行

文献概要

臨床経験

頸椎前方脱臼に対する前方および後方よりの同時手術

著者: 岡本吉正1 前原毅1 安間敏昭2

所属機関: 1国立岡山病院整形外科 2岡山大学医学部整形外科

ページ範囲:P.523 - P.528

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 頸椎の前方脱臼のうち,あるものは,単に牽引のみでは整復できないものもある.さらに手術をしても前方からのみの手術では,完全な配列が得られないことがある.ことに椎間関節に脱臼,骨折またはその両者があるときには,脱臼椎の下関節突起が,その下の頸椎の上関節突起の前方に乗り越えて(override)いることもあり,または関節突起部の骨折がその脱臼位で癒合していることもあるので,この椎間関節部に処置をくわえなければ,前方からの手術のみでは整復てきない.われわれは,このような例を4例経験したので,おのおのの症例,手術方法について記してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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