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論述
Z-plastyの理論と実際
著者: 難波雄哉1
所属機関: 1長崎大学医学部整形外科
ページ範囲:P.569 - P.575
文献購入ページに移動Z-plastyがわが国で一般的となつたのは,ここ10年来のことであるが,西欧では約100年前Denvonilliersがectropionの形成術として本法を用いたのが文献上最初の報告とされており,その後,その理論や臨床応用については多くの報告があり,現在では形成外科における基本的手術手技の一つとして,いずれの形成外科書にも記載されているものである.
Z-plastyは広義には,いわゆるZ-plastyの他に,俗にzig-zag形成と呼ぼれている手技をもふくむもので,これらの手技は形成外科のみでなく広く外科領域一般に用いられるべきものである.
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