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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科1巻6号

1966年09月発行

臨床経験

いわゆるリュックサック麻痺について

著者: 岡崎清二1 川上登1 水田早苗1

所属機関: 1京都府立医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.608 - P.614

文献概要

緒言
 スポーツの振興が叫ばれ老若男女を問わず種々のスポーツが行なわれるようになり,中でも都会の騒音をさけて白然の中に帰る登山は年々盛んになつてきている.しかし登山に際して普段は筆記などの軽い作業のみを行なつている人達が十分な鍛練をせずに重装備をすると,思わぬ障害を来たすことがある.体格に適さない重いリュックサックを担いだために起る腕神経叢麻痺,すなわちいわゆるリュックサック麻痺もその一つである.
 我々は最近この様なリュックサック麻痺の5例を経験したので,その発生機序やその治療などについて若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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