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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科1巻6号

1966年09月発行

文献概要

臨床経験

脊髄性癲癇(胸髄不全麻痺例にみる持続性間代性痙攣)と思われる1例

著者: 木下博1 福原照明1 小林一平1 片山国昭1

所属機関: 1中国労災病院整形外科

ページ範囲:P.625 - P.629

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まえがき
 頸・胸髄損傷では完全・不完全の別なく,受傷後一定期間を経ると,損傷部以下の反射が現われて痙性麻痺を呈する.腰髄損傷でも損傷部以下の仙髄に中枢をもつ反射は回復する.したがつてBastian Bruns lawから開放される時期になると,反射は再び現われて痙性になる,がことに胸髄損傷では高度の痙性麻痺をみることが多い.我々は胸髄不全麻痺例で,自発的に,あるいは,わずかな外的刺激で麻痺部に間代性痙攣が現われて30分以上も持続する所謂Brown-Séquardの脊髄性癲癇(Spinal epilepsia)1)と思われる症例を経験したのて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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