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論述
骨巨細胞腫の治療
著者: 赤星義彥1 米沢広1 柴田大法1
所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.669 - P.681
文献購入ページに移動また,本腫瘍の10%前後は,組織学的にanaplasticな悪性所見を含んでいると言われているが,このような悪性巨細胞腫は,生命の予後と言う観点からみれば,原発性骨肉腫,Ewing肉腫のように肺転移あるいは広範な転移で急速に死亡するものは少なく,むしろ線維肉腫に準ずるlowgrade malignancyの部類に属すると考えられるが,このような症例では,切除および再建手術がいいかあるいは切断すべきか,慎重な考慮を必要とする.
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