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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科1巻7号

1966年10月発行

文献概要

質疑応答

瘢痕ケロイドの治療

著者: 伊藤盈爾1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部形成外科学教室

ページ範囲:P.754 - P.755

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はじめに
 ケロイドの治療はなかなか難かしく,現在これといつたきめ手はない.しかし,症状に応じた治療を行なえば,相当な効果をあげることができる.それには,ケロイドの発生を促進する因子を知り,極力これを除去することが必要で,治療は常に予防と平行して行なわなければ,かえつて逆効果を招く危険をはらんでいる.
 皮膚が損傷をうければ,瘢痕によつて治癒するが,殆んど目だたぬものから醜悪な塊状のものまで,あらゆる段階がある.その分類にも異論があるが,治療面は大差はないので,今回は肥厚,硬化した瘢痕をすべてケロイドとしてその治療法をのべる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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