文献詳細
診療の経験から
文献概要
I.
先天性股関節脱臼も整復されずに10歳以上に達すると,その大多数は第3度ないし第4度の高度の骨頭転位をきたしている.患者は著しい跛行を示し,疲労しやすいため長途の歩行はむずかしくなつている.疼痛をおこすものもある.この様な状態に対して,私たちはどの様な処置を加えればよいのか?
最もひろく行なわれるのが,転子下骨切り術(Kirmisson,Fröhlich)と,坐骨結節の高さで大腿骨を切るSchanzの骨切り術とである.これらの手術はどの様な理論的根拠に基づいているのか?
先天性股関節脱臼も整復されずに10歳以上に達すると,その大多数は第3度ないし第4度の高度の骨頭転位をきたしている.患者は著しい跛行を示し,疲労しやすいため長途の歩行はむずかしくなつている.疼痛をおこすものもある.この様な状態に対して,私たちはどの様な処置を加えればよいのか?
最もひろく行なわれるのが,転子下骨切り術(Kirmisson,Fröhlich)と,坐骨結節の高さで大腿骨を切るSchanzの骨切り術とである.これらの手術はどの様な理論的根拠に基づいているのか?
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