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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科1巻8号

1966年11月発行

文献概要

手術手技

大腿骨頸部骨折の手術手技

著者: 小谷勉1 市川宣恭1

所属機関: 1大阪市大整形外科

ページ範囲:P.827 - P.837

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はじめに
 手術手技について述べるに先だつて,大腿骨頸部骨折そのものが,骨折としては複雑な要素をもつているため,それらについて要約して述べる.代表的なものに(第1図),
 (1)Subcapital:骨粗鬆のある老人に多発し,わずかの外力により起こり,骨癒合傾向は低い.
 (2)Transcervical,high:中年者によく見られ,転位も相当程度におこす.
 (3)Transcervical,low:小児に見られ,転移は少ないが,骨頭核のAvascular necrosisやepiphyseal plateのpremature closureがおこることがある.
 (4)Pertrochanteric:大きな外力により,青壮年に発生し,靱帯の損傷をともない,大きな転位を見る.
 (5)Intertrochanteric:骨粗鬆のある老人に多いが,癒合傾向は高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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