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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科1巻8号

1966年11月発行

文献概要

臨床経験

膝関節内側々副靱帯損傷に対するBosworth法の経験

著者: 平川寛1 井上哲郎1 細田宏1 原瀬瑞夫1

所属機関: 1国立松本病院整形外科

ページ範囲:P.845 - P.847

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 膝関節内側々副靱帯損傷は,日常しばしば遭遇する外傷で,新鮮例では保存療法で成功するが,陳旧例では手術療法が必要である.ことに半月板損傷や前十字靱帯損傷を合併したものでは,1917年Hay-Grovesが有茎筋膜弁による修復法を発表し,我々も第6回信州整形外科懇談会でこの経験を報告した.しかし,かかる合併症を伴わない本症の頻度は非常に高く,ともすれば陳旧となつて膝関節の著しい不安定性を残す結果になり易い.我々は最近Kremerの分類で第Ⅲ型に属する症例を2例経験し,その1例にBosworth法による靱帯形成術を行なつたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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