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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科1巻8号

1966年11月発行

文献概要

装具・器械

脊柱側彎症の手術器械—Harrington Rodの紹介

著者: 立岩正孝1

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科

ページ範囲:P.857 - P.865

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 今回Harrington Rodの紹介文を書く様に編集部よりご依頼があつたが,筆者には自身でこのRodを使用した経験がいまだない.しかも本法の使用経験を有する適格者を知らないので,筆者がDr. Harringtonの手術を見学した際のことを想い出しつつ,文献を参照し紹介文を書く次第である.
 脊柱側彎症の治療原理は,側彎の矯正と矯正の保持であるが,大別して体外から矯正力を与える方法と体内に直接矯正力を導入する方法とがある.今日まで発展して来たのは主として前者でありRisserのLocalizer Cast. BlountのMilwaukee brace等に代表される.しかしこれ等の方法には装具またはギプス装着期間が長い.矯正力が不十分,偽関節発生率が高い等の問題点が残されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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