icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科1巻9号

1966年12月発行

文献概要

シンポジウム 義手・義足

―質疑応答―切断のレベルおよび切断端についての考慮はいかにするか

著者: 石田肇1

所属機関: 1日本医科大学整形外科

ページ範囲:P.934 - P.935

文献購入ページに移動
 切断及び関節離断は,四肢の欠損を招来し,その機能障害も大である故,可及的避くべきは勿論であるが,生命保存の唯一の手段で,慎重な適応決定後,リハビリテーションプログラムの一環として施行する時は,敢て辞すべきではない.愈々切断施行が決定された時,次の問題として切断高位の決定に迫られるが,先す患者が切断後,義肢装着の可能性の有無と,切断者の機能的分類としてRussekの云う6段階の何れの範疇に属するかの評価が初めになされねばならない.
 次に切断高位決定に考慮すべき要因として,
①患者の全身状態,②病因,③患肢の局所的状態,④年齢,性,職業,生活様式及び⑤将来装着すべき義肢の種類等を参照して,決定すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら