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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科1巻9号

1966年12月発行

文献概要

臨床経験

慢性関節リウマチに発生した膝窩下腿嚢腫の4例

著者: 松本淳1 永野柾巨1 田中秀1 三上隆三1

所属機関: 1東大分院整形外科

ページ範囲:P.985 - P.988

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 膝窩部の嚢腫は,古くから報告がみられるが,1877年Baker1)が8例を報告しており,一般にはBaker's cystの名で呼ばれている.しかしその呼称はさまざまでpopliteal bursitis,semimebranosus bursitis,medial gastrocnemius bursitis,gastrocnemiosemimembranosus bursitis popliteal cyst等が使われ,発生機転について,種々議論がさなれており,又機能的にも重要な膝窩部に発生する事から,臨床的にも色々な興味をひいて来た.最近私どもは膝窩のみでなく,広く腓腹部に及ぶ大きな嚢腫を4例経験し,手術的治療を行つたので,その発生機転に関する考察を加えて報告する.全症例を表に示し(第1表)発生部位を図にあらわす(第1図).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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