文献詳細
臨床経験
文献概要
1904年Hoffaは膝蓋腱下脂肪体が外傷及び炎症による結合織の増殖肥大を生じ特有な病像を呈するものを記載した.所謂Hoffa病である.その後Bircher(1929),Diamant-Berger et Sicard(1931),Friedrich(1927),F. Rost(1922),F. Holldack(1938)等の報告があるが極めて僅少である,本邦においては高知(1939),徳岡(1943),諸富(1949),野田(1952),三宅(1959)等の報告がある.我々は膝蓋腱下脂肪体が骨化を来したHoffa病の一型と考えられる2症例を経験したのでここに報告する.
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