臨床整形外科1巻9号

1966年12月発行

検査法

関節鏡による検査法

著者： 渡辺正毅¹

所属機関： ¹東京逓信病院整形外科

ページ範囲：P.995 - P.1003

文献概要

いとぐち
　膝関節の関節鏡検査は誰でも習えばできる実用的な検査法となつた．今日主として用いられる関節鏡は19号および21号関節鏡であるが，とくに21号関節鏡はすでに国内の多数の病院で使われており，一方諸外国へも輸出されるようになつた．それは21号関節鏡が，カラー写真撮影が容易にできること，および従来至難とされたメニスクス・交又靱帯などの観察が確実容易であることの2大特色をもつたもつとも実際的な関節鏡であるためであろう．