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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科10巻12号

1975年12月発行

文献概要

特別講演

わが国脊椎外科の歩み

著者: 岩原寅猪1

所属機関: 1慶応義塾大学

ページ範囲:P.1108 - P.1113

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 わたくしが歩んできた40年ないし45年のあとをふりかえつて,脊椎外科,おもにわが国における脊椎外科の発展変遷の歴史についてお話ししたいと存じます.
 脊椎に関係した外科の歴史はそう古いものではありません.Horsley(1889)の椎弓切除術laminectomy,Kocher(1896)の腰椎椎体切開術lumbovertebrotomy,Ménard(1894),Heidenhein(1900)の肋骨横突起切除術costotransversectomy,Henle,Albec(1911)の脊椎固定術spondylodesisなどはいずれも19世紀末から20世紀初頭にかけて創められたものであります.脊椎脊髄損傷がThorburn(1889),Wagner & Stolper(1898),Mastkorb(1911)らによつて相いついで大きくとりあげられたのもまたこの時期であります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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