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特集II Myelopathy・Radiculopathy
Cervical myelopathy再手術例の検討
著者: 今井健1 森本允裕1 中原進之介1 岡本吉正2 児玉寛3 村川浩正4 川下哲4 西原伸治4 河野光信4
所属機関: 1岡山大学医学部整形外科学教室 2岡本整形外科 3国立岡山病院整形外科 4岡山労災病院整形外科
ページ範囲:P.1161 - P.1167
文献購入ページに移動Cervical spondylotic myelopathyや後縦靱帯骨化によるmyelopathyの手術をはじめて10余年になり,その結果も数回にわたり報告してきた.症例の増加にともない,現在では私達の臨床的,X線的理解も深まり,症例により,前方固定術,あるいは椎弓切除術を選ぶようになつた.しかしながら,術後まつたく症状の改善がみられなかつたり,一定期間は有効であつたが,その後症状の増悪をきたしたため再手術を必要とする症例もある.再手術をせざるをえなかつたものを検討してみると,年齢,臨床像の把握,X線所見,術式の選択,手術高位の診断等さまざまな問題について反省させられる.これらの再手術例を検討し,再手術を必要とした理由を考えるとともに,現在の私達の本症に対する手術的療法について述べたい.
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