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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科10巻2号

1975年02月発行

文献概要

カラーシリーズ 整形外科手術・7

腰椎分離・辷り症に対する後側方固定術

著者: 三谷晋一1 永田覚三2

所属機関: 1健保総合川崎中病院整形外科 2横浜市大整形外科

ページ範囲:P.108 - P.111

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 腰仙部に行なう前方および後方固定に代る方法として,関節突起,横突起間を固定する後側方固定術(第1図)が多くの人により推奨されている,その利点として,①骨癒合率が高い,②Motor segmemの中心を固定するため,力学的に有利である,③特別な内,外固定を要しない,④広範な椎弓切除の際,同時に固定が行なえる,⑤早期離床が可能である.などがあげられている.従って,確実かつ安全な固定法が要求される脊椎分離・辷り症の固定に好適であり,また,広範な椎弓切除後の固定,固定術後の成績不良例に対する再固定にも有用である.ここでは私達の常用している正中切開法による本術式を,第5腰椎,第1仙椎間の固定を例にとって述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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