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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科10巻3号

1975年03月発行

文献概要

論述

脳性麻痺足変形の治療—尖足変形の治療を中心に

著者: 安藤忠1 高松鶴𠮷1 佐竹孝之1 松本信輔1

所属機関: 1足立学園整形外科

ページ範囲:P.221 - P.229

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はじめに
 足運動は,主として二つの後足部運動軸,すなわち矢状面の運動を規定するankle axisおよび水平面の運動を司どるsubtalar axisによつて定まり,従つてこの点から足関節および距骨下関節を支配する下腿三頭筋の様態は,後足部の運動,ひいては足部変形を決定する重要な因子となる.
 脳性麻痺(以下CPと略)足変形の基本には,この下腿三頭筋のDysfunctionがあり,それによつておこつた後足部の拘束状態を基本因子として,体重の負荷,内,外反筋の異常性,関節固定力の脆弱性などが加わり,中足部,前足部の偏位が強制され,種々の足変形が結果されるにいたる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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