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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科10巻4号

1975年04月発行

文献概要

学会印象記

ロンドンでの関節軟骨シンポジウムに出席して

著者: 井上一1

所属機関: 1岡山大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.340 - P.343

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 最近,関節軟骨への関心が高まりつつあるが,今秋ロンドンで開かれた関節軟骨シンポジウムに出席の機会があり,この分野の最近の研究の動向を知ることができたので,概略を報告して参考に供したい.
 英国では,1700年代のW. Hunter頃から関節軟骨に関心がもたれており,これは痛風を始め他の関節疾患を含め早くから社会的背景が広かつたこともあろうが,この国は近年形態,組織化学,生化学あるいはbiomechanicsなどいずれをとつても関節軟骨の研究は,非常にレベルが高い.また,いくつかの研究グループによるユニークな研究は,他に類をみない.こうした基盤から,今回のシンポがロンドンで開かれることになつた.12力国約130名の出席者で,わが国からも私共8名が出席した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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