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末梢神経原発性腫瘍について—Malignant Schwannomaを中心として
著者: 荻野幹夫1 浅井春雄1 阿部光俊2 林泰史3 鈴木斌4
所属機関: 1国立病院医療センター整形外科 2帝京大学医学部整形外科学教室 3東京大学医学部整形外科学教室 4鈴木整形外科
ページ範囲:P.344 - P.349
文献購入ページに移動本文においては①末檎神経原発性腫瘍の理解を容易ならしめるために,神経支持組織たるSchwann細胞の由来と特徴について述べ,②Schwann細胞以外の起原を持つ腫瘍のないことを示し,③Schwann細胞よりの良性腫瘍としてneurilemomaとneurifibromaの2者の存在することとその差違について述べ,④Malignant schwannomaの発生はneurilemomaよりは認められず,neurofibromaより続発するか,または初めよりmalignant schwannomaとして発生することを述べ,⑤その臨床症状について自験例6例の簡単な報告を付し,⑥Malignant schwannoma(Neurilemoblastomaおよびplexiform neurofibromaを含む)の治療方針について述べた.
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