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臨床経験
上肢の血管性腫瘍—分類と発生上の問題点
著者: 高杉仁1 西原建二1 赤堀治2 菊山真行3
所属機関: 1岡山大学医学部整形外科学教室 2岡山済生会病院整形外科 3岡山市民病院整形外科
ページ範囲:P.430 - P.435
文献購入ページに移動軟部組織に初発する血管性腫瘍は,日常の診療においてしばしば見られるものであるが,患者の訴えもすくなく,予後も比較的いいためか,簡単に血管腫ということばで処理されているようである.その分類や発生についても,統一されたものがなく,われわれ臨床家にとつて何となく避けていたきらいがなくもない.
今回過去10年間に岡大整形外科および関連病院において経験した,上肢特に前腕より手部に発生した血管性腫瘍22例について検討したので報告する.
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