icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科10巻6号

1975年06月発行

文献概要

カラーシリーズ

関節鏡診断 2

著者: 渡辺正毅1

所属機関: 1東京逓信病院整形外科

ページ範囲:P.466 - P.469

文献購入ページに移動
 膝関節の関節鏡検査法の最も普通な方法は,膝蓋下・外側アプローチにより21号関節鏡の直視鏡を用いる方法である.この検査を安全確実に実施するためには,いくつかの手技のこつがある.それは,刺入点の決め方,套管針穿刺の手技,関節腔内での関節鏡先端の移動法,内・外半月板および前後十字靱帯の観察方法などで,第3〜8図はこれらを説明するスナップである.
 このようにして観察できる内腔の対象は,膝関節を逆U字形切開で開き,膝蓋骨を下方に反転した模式図で示すと第1図のごとくで,黒斜線部は死角にはいって見えない部分である.半月板では中・後節境界部の外縁と裏面(脛側面)が観察困難(第2図),十字靱帯では後十字靱帯の下半部が前十字靭帯にかくれて見えない.半月板の上記部位の観察には24号関節鏡を用いる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら